ホーム > NAXOSについて > イントロダクション

Naxosについて

イントロダクション

1987年以降、ナクソス(Naxos)はクラシック音楽を販売し、愛好家の耳に届けていく方法論を、それまでとは全く異なるものにしてしまいました。エキサイティングな新しいレパートリーを中心にレコーディングしていくという画期的な戦略によって、ナクソスは、業界最大の、そして今でも拡大成長し続けているカタログを作り上げました。現在、最新のデジタル録音で制作された5500以上のタイトルが手頃な価格で販売されています。

ナクソスは、香港に拠点を置き音楽をこよなく愛するドイツ生まれの実業家、クラウス・ハイマンの独創的な考えによって設立されました。ハイマンは自身の電子機器会社の売り上げを伸ばすため、香港でBoseとRevox後援のクラシック音楽コンサートを開催し始めます。コンサートに参加してもらうための演奏家と出会っていくうちに、ハイマンは「彼らのレコードは香港の店では手に入らない」と気づきます。そしてレコード販売が彼の会社の副業となっていくのでした。

クラシック音楽コンサートが生み出したもう一つの結果は、世界レベルの日本人ヴァイオリニスト、西崎崇子との結婚でした。ハイマンは西崎とレコーディングをしていくことになります。初めてのレコーディング曲のうち、ひとつはヴァイオリン協奏曲「梁山泊と祝英台(The Butterfly Lovers Violin Concerto)」でした。このレコーディングは直ぐに成功を収め、アジア諸国で何十万枚という売り上げを記録します。そしてハイマンは、中国の交響曲に注目したレコード・レーベルを香港で始めることになります。一方、西洋のレパートリーも録音したいという願いは、19世紀後期から20世紀初期に作曲されたレアな交響曲を中心にリリースするレーベル、マルコ・ポーロ(Marco Polo)で実現します。

1986年にコンパクト・ディスクの生産コストが下がったとき、クラウス・ハイマンは低価格CDレーベル、つまりLP盤レコードと同程度の価格でクラシック音楽のCDを消費者に提供できるレーベルのチャンスがあることに気付きます。ナクソスの最初のリリースは成功に終わり、この産まれたばかりのインディーズ・レーベルは、スタンダードなレパートリーを、広く世に出る前の若くて実力ある演奏家たちを登用してレコーディングすることによって、自分たちのカタログを作り始めます。大手レーベルと競合することもなく、ナクソスの評判が高まっていくにつれ、ナクソスはレパートリーの反復のない、クラシック音楽の全領域をビギナーからコレクターにまで提供する、本格的なクラシックレーベルへと発展していきます。

ナクソスのCDは今日も、スタート時と同程度の価格で販売され続けています。有名演奏家への報酬よりも音楽そのものに予算を充てるので、コストは最小限に抑えられています。演奏家たちのプロモーションにコストを費やすことはしません。そして販売から得た利益は、既にカタログに存在するレパートリーの別の演奏家たちによるいくつものバージョンを作ることにではなく、まだ録音されていない新しい音楽のレコーディングに充てます。ナクソスのカタログにはショパン全集やハイドン弦楽四重奏全集などスタンダードな作品の全集も多くありますが、一方、ヨアヒム・ラフ、ウィリアム・ヘンリー・フライ、クシシュトフ・ペンデレツキによるレパートリーのレコーディングなど、珍しい作品や現代の作品にも挑戦してきました。

ナクソスはDVDビジネスにも積極的に関わっており、現在ArthausやBBC/Opus Arte DVD、TDKを世界の主要なマーケットで流通させ、この拡大する業界でのマーケット・リーダーになりつつあります。 また、DVDオーディオ形式でのタイトルもリリースし始めました。

ナクソスは、特に新しいリスナーにクラシック音楽の喜びを紹介するようデザインされた音楽教材や出版物の開発にも積極的でした。この試みの最前線には二つのリソースがあります。ひとつはnaxos.com。これは会社のフロントとなる音楽ウェブサイトで、作曲家の経歴やオンライン試聴を提供しています。もうひとつはナクソス・オーディオブック。これはナクソスの音源をクラシック文学の洗練された読み物に組み入れた作品をリリースしていくレーベルで、いままでにいくつもの賞を受賞してきました。

ナクソス・レーベルはまた、アメリカのクラシック音楽シリーズのような目新しい企画を先駆けることで支持を得てきました。このシリーズは現在およそ100のタイトルを数え、これまでに試みられてきた同種の企画の中では最も包括的なシリーズです。ナクソスは同様に、ヒストリカル・シリーズでもその分野をリードする位置にあります。この大規模な復刻プロジェクトは、優れた復刻エンジニアやアーティストらの手によって開発されています。このシリーズはクラシック音楽すべてのジャンル、20世紀前半からのポピュラー音楽、黎明期のジャズの名録音をカバーします。注目に値するナクソスの他のシリーズには、日本作曲家選輯、Spanish Classics、Early Music、The Organ Encyclopedia、Guitar Collection、Operaticシリーズなどがあります。ワールド・ミュージックの先駆的なレーベルであるナクソス・ワールドからは、多様な文化圏に属する民族音楽、ポップス、そしてクラシック音楽などがリリースされています。

このような業績が評価され、グラモフォン・アワードや数々のエディターズチョイス、グラミー賞ノミネート、カンヌ・クラシック賞ノミネートとその受賞、AIFMノミネートとその受賞など多くの賞を獲得し、ナクソスは世界の一流クラシック音楽レーベルとなりました。

ナクソスは音楽愛好家の皆様に、真の音楽百科事典を手ごろな値段で提供します。