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【特集】2008年北京オリンピック(2008年7月2日)

2008年8月8日、ついに北京五輪が開幕します。

フィギュアスケートやサッカーでは何かとクラシック音楽が話題になりますが、夏期五輪ではあまり聴かない... と思いきや、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの30万曲のカタログには、五輪関連曲が沢山眠っています。

世界の国歌はもちろん、五輪にちなんだ作品、開催国である中国の作曲家による作品、有名作曲家たちが中国を題材として書いた作品など、こういった機会でもないと聴けないような作品をまとめてご紹介。

世界の国歌

「君が代」はもちろん、ほとんど知られてないような国の国歌まで100ヶ国以上を収録。

世界の国歌 1 アカディア - ボツワナ
世界の国歌 2 ブラジル - チェコ共和国
世界の国歌 3 デンマーク - グレナダ
世界の国歌 4 グアデロープ - キルギスタン(君が代)
世界の国歌 5 ラオス - ミャンマー
世界の国歌 6 ナゴルノ・カラバコフ - プエルト・リコ
世界の国歌 7 カタール - シリア
世界の国歌 8 台湾 - ジンバブエ

オリンピック・ファンファーレ

J. ウィリアムズ:オリンピック・ファンファーレ(1984年ロサンゼルス五輪)
J. ウィリアムズ:サモン・サ・ヒーロー(1996年アトランタ五輪)

「インディ・ジョーンズ」「スター・ウォーズ」「ハリー・ポッター」などのサウンド・トラックを多数手がけている映画音楽界の巨匠、ジョン・ウィリアムズが書いたオリンピック・ファンファーレ。開幕を飾るのにふさわしい壮大な楽曲で、今でも頻繁に演奏会などで取り上げられている程の人気曲です。特に吹奏楽での人気は絶大。

テオドラキス:カント・オリンピコ(第1回開催国ギリシァの代表的作曲家)

第1回開催国ギリシァの国民的作曲家であるミキス・テオドラキス。クラシック、ポピュラー音楽、映画音楽と幅広い分野で活躍しており、この「カント・オリンピコ」はその名の通りオリンピックのために書き下ろされた作品。1992年バルセロナ五輪のテーマ曲はこれだったんです。思わず祈りを捧げてしまいそうなメロディと途中から入る合唱が平和の象徴を感じさせます。

開催国中国の作曲家による作品

タン・ドゥン:琵琶協奏曲

「グリーン・ディスティニー」「HERO」などの映画音楽を作曲し、アカデミー賞を受賞したことで一躍有名になった中国を代表する作曲家、タン・ドゥン。今年の五輪のテーマ曲は彼によって手がけられます。この琵琶協奏曲は中国オリエンタリズム溢れる作品で、琵琶の独特な音色を上手い具合にオーケストラと融合させています。時折アグレッシブな個所もあり、興味が尽きません。

劉荘/盛禮洪 他/殷承宗:ピアノ協奏曲「黄河」(イン・シェンゾン)
中国のピアノ曲集(ジー・チェン)

中国のピアニスト、ラン・ランが取り上げたことで、さらにポピュラーになったピアノ協奏曲「黄河」と中国人作曲家によるピアノ作品集。カンフー映画でも始まりそうなオープニングのピアノ協奏曲は、華やかさと楽しさに満ち溢れた微笑ましい作品。中国の民謡や五音音階によるピアノ・ソロ作品も美しく、メロディアスで親しみやすい作品が収録されています。

洗星海:黄河大合唱/李煥之:東方紅/聶耳:中華人民共和国国歌「義勇軍進行曲」/他

中国の愛国心が溢れんばかりに詰め込まれた合唱作品集。「黄河大合唱」はピアノ協奏曲としても有名で、こちらがオリジナル。11、12曲目の女声によるソロがいかにも中国的な歌唱で。ほのぼのとした雰囲気が味わえます。中国に広がる荘大な大地に鳴り響く、感動的なアルバムです。

「上海より愛をこめて」

ヴァイオリンと管弦楽による中国のポピュラー名曲集。ポピュラー・ソング、映画に使われた歌などをヴァイオリンが愛らしく歌いあげます。

「葉小綱(シャオガン・イェ):9頭の馬/魔法をかけられたバンブー」

オリンピックの開会式のためにピアノ協奏曲を作曲した葉小綱(シャオガン・イェ)の2作品。「9頭の馬」は無邪気な馬駆ける様子が、現代風に表現されています。

「ワン・シェン:わが祖国を讃えて」

オリンピックの開会で、印象に残ったあの少女が歌った曲。実際に歌われていたような優しい感じではなく、軍歌のような勇ましい合唱曲です。

有名作曲家が中国を題材に書いた作品

プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」

紫禁城を舞台とし、中国を題材とした作品の中でもっとも有名なもののひとつであるプッチーニの歌劇「トゥーランドット」。なかでも第3幕カラフのアリア「誰も寝てはならぬ」はメディアにも多く取り上げられる名曲中の名曲です。このオペラの中国初演は1998年。今年はなんと初演後10年という記念年。オリンピックと重なったのは偶然なのでしょうか。是非この機会にプッチーニの名作をお聞き下さい。

ブゾーニ:トゥーランドット組曲 Op. 41
ウェーバー:付随音楽「トゥーランドット」より

プッチーニだけでなく他の作曲家も「トゥーランドット」の音楽を書いています。聴き比べも面白いです。

グリエール:バレエ音楽「赤いけしの花」(全曲)

ロシアの作曲家レインゴルト・グリエールが書いた代表的バレエ作品。中国の五音音階を用いた旋律がしばしば登場するオリエンタリズム溢れる親しみやすい音楽で、11曲目「ソヴィエト水夫の踊り」は吹奏楽でも良く取り上げられる名曲です。実はフィギュア・スケートの荒川静香選手が長野オリンピックのフリーで使用したのはこの「赤いけしの花」でした。偶然なのか、同じ時期プッチーニが「トゥーランドット」を書いています。

マーラー:大地の歌(広東語歌唱)(シンガポール響/ラン・シュイ)

通常ドイツ語で歌われる作品ですが、これは中国語(広東語)歌唱による世界初録音盤。「大地の歌」のテキストは李白などの漢詩をドイツ語訳したものなので、これがオリジナルという見方もあります。