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【特集】2008年花火大会(2008年8月12日)

オリンピックに次ぐNML特集第2弾。

夏の風物詩と言えば「花火」。この時期、全国各地で盛大に花火大会が開催されます。クラシックの曲で「花火」というと、恐らくヘンデルの「王宮の花火の音楽」しか思い浮かばないのでは。そこでナクソス・ミュージック・ライブラリーの膨大なカタログの中から「花火」、あるいは花火らしい派手な作品をセレクトしてみました。


「花火」に関連した音楽



ヘンデル:王宮の花火の音楽

「花火」といえば、この作品。1748年にオーストリア継承戦争終結のために開かれたアーヘンの和議を祝う祝典のための曲。古楽演奏が普する前は弦楽器を主張した録音が多かったのですが、現在では管楽器と打楽器をふんだんに使用した初演時を再現したような演奏もリリースされています。

・モダン楽器による演奏 - カペラ・イストロポリターナ/ヴァルハル
最もオーソドックスな演奏。2管編成によるもので、管楽器を目立たせるというよりは弦楽器の響きに重きを置いてます。テンポもそれほど速くなく、おしとやかな感じです。

・古楽器による演奏 - モントリオール・バロック/マウテ
ティンパニのトレモロではじまり、テンポも上記の演奏に比べ速め。初演時を再現すべく編成もモダンによるものより大きく、管楽器と打楽器を重視した華やかな演奏です。古楽器ならではの躍動感は聴いてみないと実感出来ません。

・オルガン編曲版 - ヘゼルトン
珍しいオルガン独奏編曲。一台でオーケストラを再現できる楽器というだけあって、重厚な響きと音色のヴァリエーションはオリジナルに負けてません。こうして聴いてみるとオルガン版「王宮の花火」も良いものです。


ドビュッシー:前奏曲集第2集 - 花火
モシュコフスキ:花火 Op. 36

「花火」の音楽としてヘンデルの次に思い浮かぶであろう2作品。ともにピアノ・ソロの作品で、ドビュッシーのものは、曲の最後でフランス国家「ラ・マルセイエーズ」が聞こえるのが印象的です。細やかに動く音符が、花火が打ちあがる様をよく表現しています。

・ドビュッシー:前奏曲集第2集 - 花火(ティオリエ)

・モシュコフスキ:花火 Op. 36 (ソコライ)

R. シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」 Op. 60

実はこのオペラも花火と関係があるんです。ある富豪の邸で催されようとしている祝宴の場で、オペラ・セリア「アリアドネ」が上演される予定だが、趣向をこらすために続けて茶番劇を上演し、さらに花火を打ち上げる予定であることが伝えられる…というあらすじを持つオペラ。新日フィル/井上道義の上演では実際に花火を上げたそうです。

・R. シュトラウス:歌劇「ナクソス島とアリアドネ」全曲(シュヴァルツコップ/カラヤン)(1954)


「花火」らしい音楽


チャイコフスキー:祝典序曲「1812年」

クライマックス付近において派手に大砲が使用されたとされるチャイコフスキーの名作。ここで紹介するブラック・ダイク・バンドの演奏では、聴く限り本物の花火を使っているように聴こえます。世界最高峰のブラス・バンドによる大迫力の演奏です。もう一つ50年以上前の録音ですが、ドラティ指揮ミネアポリス響の演奏は本物の大砲を使ってます。チューブラーベルも盛大に鳴っており、最後の盛り上がりは爆発的です。

・ブラック・ダイク・バンド(ブラスバンド)

・ミネアポリス響/ドラティ(1954)


サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」 - 第4楽章
マーラー:交響曲第1番「巨人」 - 第4楽章

転職のCMでも使われていたサン=サーンスの「オルガン付き」。この作品の終楽章は重厚なオルガンの和音で始まり、金管、打楽器が炸裂する。オルガンを駆使した華やかで壮大な作品です。マーラーの「巨人」の終楽章も似たような始まりで、こちらはいきなりシンバルが盛大になります。とにかくオーケストラ全体が最大限に鳴り響く大作。

・サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」 - 第4楽章(アルスター管/トルトゥリエ)

・マーラー:交響曲第1番「巨人」 - 第4楽章(南西ドイツ響/ギーレン)