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偉大なるピアニストたち(1926-1945)

まるで南座顔見世の「まねき」さながら豪華な顔ぶれのピアノ・ヴィルトゥオーソ達が得意のレパートリーを競演している名曲ダイジェスト盤です。往年の巨匠たちが残した遺産を居ながらにして愉しめるしあわせ。15人の音源はNMLにはずらりと並んでいて聴き放題。本欄のメリットを存分に活用した十人十色夫々のやり方で音楽仲間の底辺が大きく広がるといいですね。 (2 カルロス) 投稿日:2010/03/12

ヴォルフ:弦楽四重奏曲 ニ短調/イタリアのセレナード ト長調

生誕150年のヒューゴ・ヴォルフの弦楽四重奏曲のご紹介です。1860/3/13スロベニア出身のヴォルフは、父にピアノとヴァイオリンの手ほどきを受け、ウィーン音楽院では退校処分になりましたが、ウィーンに留まり音楽評論で糊口を凌ぎつつ作曲活動を続けます。歌曲作りで知名度を高めますが、梅毒の兆候が現れ精神病院に。湖に投身自殺未遂のあと狂乱の5年後43才で非命の最期を遂げました。 (2 カルロス) 投稿日:2010/03/12

アーン:序曲集(コレギウム・ムジクム90/スタンデイジ)

トーマス・アーンの序曲集を英国王立音楽アカデミー教授のサイモン・スタンディジが1990に創設したコレギウム・ムジクス90の演奏でどうぞ。アーンは1710/3/12(異説あり)ロンドン生まれで、イギリスの劇場音楽の第一人者。優雅で美しい旋律、抒情性溢れる作風は英国民の心情にフィットするのでしょう、ルール・ブリタニアは第二国歌的愛国歌になっています。 (2 カルロス) 投稿日:2010/03/12

PIAZZOLLA: 4 Estaciones Portenas (Las) (The 4 Seasons) / Adios Nonino / Le Grand Tango / Oblivion

1921/3/11アストル・ピアソラ誕生。不世出の大歌手カルロス・ガルデルの主演映画に1935端役出演し、ピアソラを気に入ったガルデルは外国ツアーに誘いますがピアソラの父は断ります。3ケ月後の6/24ピアソラの代役少年はメデジン空港の惨事でガルデルと死を共にしました。同行していたら今日ピアソラの名曲を聴くことは出来なかったのです。ヒーローの死と誕生。何という運命の女神のいたずらでしょう。名曲名演との邂逅とはミステリャスなものですね。 (2 カルロス) 投稿日:2010/03/11

ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番/サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番(オイストラフ/ヴォイク)

息子オイストラフのほうにはヴィエニャフスキの演奏があったんですね。ご紹介いただいた2カルロスさんには感謝します。ただ、レビューでわざわざ作曲家の経歴を「紹介」する必要はないでしょう。曲の内容や演奏の特徴を中心に書いていただければ助かります。さて、鶴我裕子さんは自分はこの曲が嫌いだ、父オイストラフも同じだったらしく録音がないようだと書いておられました(『バイオリニストは目が赤い』)。代わりにこちらを聴いてみると、全編を貫く美音に加えて、鶴我さんが苦手だという一弓スタッカート箇所の処理、第2楽章の(父譲りの?)大きな歌、終楽章の鮮やかな弓使いなど、相当な名演になっています。渋い響きのバックも曲に合ってますし、ノーカットなのも嬉しいところ。これを聴いたら鶴我さんにもこの曲が好きになってもらえるでしょうか? (partitio) 投稿日:2010/03/11

ラフマニノフ:交響的舞曲/交響詩「死の島」/幻想曲「岩」(ロイヤル・リヴァプール・フィル/ペトレンコ)

2006年にロイヤル・リヴァプール管の歴史上、最年少(当時31歳)で就任した若き俊英ヴァシリー・ペトレンコによるラフマニノフの管弦楽作品集です。交響曲第2番と並んで名曲とされる3作品を収録。やはり聴きどころは交響的舞曲でしょう。若さが溢れんばかりの勢いとシャープな仕上がり。イギリス最古の伝統的オーケストラをロシア色に染めてしまっています。またこのコンビで、ナクソスからショスタコーヴィチの全集も始まっているので、今後も楽しみです。 (yasu) 投稿日:2010/03/11

ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番/サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番(オイストラフ/ヴォイク)

ヴァイオリンのヴィルトゥオーソ3人を一堂に集めた豪華アルバムのトップを飾るサラサーテは1844/3/10生まれ。10才の神童はイサベル2世の御前演奏で得た下賜金でパリ音楽院へ留学。21才でサン・サーンスと演奏旅行へ。そのサン・サーンスやラロ、ブルッフから夫々のヴァイオリンの代表曲を献呈されたサラサーテですが、慢性気管支炎のため64才で他界。 (2 カルロス) 投稿日:2010/03/10

プーランク:牝鹿/イベール:ディヴェルティメント/ミヨー:屋根の上の牡牛/世界の創造

プーランク初期の代表作「牝鹿」、イベールのコミカルで明快な「ディヴェルティメント」、ミヨー代表作2曲という構成のアルバム。近代フランス音楽はこの1枚で十分に楽しめます。特に組曲の牝鹿(Les biches)はプーランクが本格的に書いた初期のオーケストラ曲で、ロシアバレエ団のディアギレフからの依頼により最初はバレエ音楽として書かれ、後に組曲として発表されています。演奏される機会の少ない曲ですが、音楽は古典的手法の中にも知性に溢れ、刺激的なスパイスやユーモアも随所に散りばめられており、それらが全く不自然ではありません。それはとても24歳の青年が書いたとは思えないほどです。 (Nimrod) 投稿日:2010/03/10

ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」 ピアノ編/ラヴェルによる管弦楽編

ロシア5人組の1人ムソルグスキーは1839/3/9(21説も)裕福な地主階級の生まれですが、農奴解放令で荘園を収奪され現実の厳しさに直面し、作風はリアリズムの方へと向かいます。アルコール依存症に陥り、狂乱状態の不安定な状況下で作曲された想像力に富んだこの傑作も、生前は一度も演奏されることなく、アル中と生活苦で衰弱した挙句、心臓発作で42才の生涯を閉じました。 (2 カルロス) 投稿日:2010/03/09

C.P.E. バッハ:チェロ協奏曲集

別名「ハンブルクのバッハ」のチェロ協奏曲のご紹介です。C.F.エマヌエル・バッハはヨハン・S.バッハとマリア・バルバラの次男として1714/3/8ヴァイマール生まれ。作曲スタイルはテレマン風で、古典派音楽の基礎を築きハイドンやベートーヴェンに影響を与えました。ここでは3篇を鈴木秀美指揮とチェロでバッハ・コレギウム・ジャパンの美しい演奏でどうぞ。 (2 カルロス) 投稿日:2010/03/08

ナンカロウ:自動ピアノのための習作 第1巻, 第2巻(抜粋)

ナンカロウが推薦タイトルにリストアップされているのは嬉しい限りです。でもこの選集には、元の5巻組アルバムに入っていた、初めて聴いたときには誰もがのけぞるあの爆裂作「カノンX」(No.21)が含まれていないんですね。あるいは、特定の印象に囚われることなくナンカロウの世界を楽しんでほしいとの親心でしょうか。その意味でもいいCDなのかもしれません。ただしひとつ注意を。作曲者の名前をポチってもこのアルバム以外出てきませんし、作曲者リストにはなぜか名前がない。Nancarrow でフリー検索かけると、ようやく何点か出てきます。特にアルディッティQのは必聴!ナンカロウの世界がますます広がります。でもその後でもカノンXを聴いてほしい。やっぱりのけぞると思います。 (partitio) 投稿日:2010/03/08

ナンカロウ:自動ピアノのための習作 第1巻, 第2巻(抜粋)

レコードが家庭に普及する直前のある期間アメリカを中心に爆発的に作られた時代がありました。1920年代。パンチカードによる演奏で、どこの家庭でも何度でも音楽を楽しめるという夢をみた商品であったようです。そのあたりの状況は渡辺裕著の「聴衆の誕生」に詳しいです。ともかく、ナンカロウが莫大な曲を自動ピアノのために作っていた頃にはもう既に過去の存在になっていました。ナンカロウの目指すところはずばり「人間に演奏できないピアノ曲」それはもう複雑すぎてついにはパンチカードが楽譜を正確に再現できなくなったほどとか。そのことに対して本人が「まあいいじゃないか」と言ったとか言わなかったとか。とにかくそんな不可能に夢を見た作曲家の作品のほんの一部です (tanukawa) 投稿日:2010/03/08

プーランク:組曲「模倣的な動物たち」/シンフォニエッタ(ルクセンブルク・フィル/ダーリントン)

プーランクの都会的で洒落た音楽は、まさに近代フランス音楽のエッセンスを味わうことができます。組曲「模倣的な動物たち」は大編成の曲ですが、各楽章のタイトルと同様に音楽も巧みで面白い。シンフォニエッタは交響曲という堅苦しとは無縁の音楽に仕上がっていて、自由な形式で書かれています。プーランクの豊かな発想で書かれたリズミカルでメロディアスな音楽はとてもモダンです。 (Nimrod) 投稿日:2010/03/08

フランセ:ピアノのための二重協奏曲/歓喜の主題による変奏曲/5つの若い娘たちの肖像(フランセ/マインツ管楽アンサンブル/南西ドイツ放送響)

青臭いクラシックマニア学生の飲み会の肴の一つがこのレーベルWergoでした。全然わからないのに、ブックレットにある英語の解説をたよりに何とか情報を得ようと背伸びをしまくっていた事を思い出します。そんな現代音楽の看板レーベルで多分一番聴きやすいのがこのフランセの作品集ではないでしょうか。幼い頃にラヴェルに師事し、ストラヴィンスキーに影響を受けたと言われるフランセですがその作風は軽妙洒脱、漢字一文字で書くなら「喜」です。非常に多作家な作曲家であると同時にピアニストとしても高名でここでも自作自演の腕前を披露しています。今にして思えば、あの頃少ないバイト代から数回しか聴かなかったCDを買うぐらいなら同じレーベルのこちらを買っておけば・・・なんてね (tanukawa) 投稿日:2010/03/07

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番(シカゴ響/チョン・ミョンフン)

数あるこの曲の名演のうちのひとつに加えても良い、見事な演奏です。メリハリの効いた解釈とシカゴ饗の威力。どこかに、北朝鮮と対峙し続ける、韓国の出身、というチョンの個人的な実感も、反映されているかもしれません。とにかくこれは一聴に値します。 (写楽斎) 投稿日:2010/03/07

ゲーゼ:弦楽四重奏曲集

デンマーク生まれの作曲家、ニルス・ゲーゼ(ガーデとも)はシューマンやメンデルスゾーンとも親交があり、特にメンデルスゾーンの死後、ゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者を引き継いでいます。 そんな前置きはともかく、この弦楽四重奏曲の素敵なこと! メンデルスゾーンとシューマンの弦楽四重奏曲を足して2で割り、グリーグ的な北欧の叙情を少々まぶしたような作風は、耳にも心地よく、聴き所にも事欠きません。メンデルスゾーンが愛した調性、ホ短調で書かれたカルテットの第2楽章など、真摯で温かみ溢れる音楽は、もっと実演で取り上げられてもよさそうなものだと思います。 (etrov) 投稿日:2010/03/07

カプースチン/ルンゲ/アモン/ラフマニノフ:チェロ作品集(ルンゲ/アモン)

カプースチンは室内楽も面白い!ピアノ曲が有名なカプースチンですが、本アルバム収録のチェロソナタ第2番でも氏独自の音楽が展開されています。チェロとピアノが雄弁に語り、切なく歌い、愛を囁く。ジャズの雰囲気と循環形式とが見事に融合された本曲は、チェロソナタの名曲に新たなページを加えることとなりました。ルンゲさんとアモンさんの息はピッタリ!小品(カプースチン、他)とラフマニノフのソナタも熱演です。 (Golconde) 投稿日:2010/03/07

航空戦闘コマンド・ヘリテージ・アメリカ・バンド - プリミエ

連日のようにアメリカ軍関連のアルバムがアップされています。様々な用途のアルバムがありますが、聴き逃したくないのはこうしたコンサート・ピースの作品集ですね。メインのハーシェンの交響曲はスーザの「ワシントン・ポスト」「雷神」「美中の美」「海を越える握手」の誰しも一度は聴いた事のある名曲をモチーフに作曲されています。リリカルに化けた「雷神」。舞曲のような「ワシントンポスト」。コケティッシュに、古いコメディー映画の音楽のような「海を越える〜」。最近演奏会でも頻繁に取り上げられるようになっていますね。演奏会と言えば他の曲もそれぞれ5〜7分代で学生さんの演奏会の中プロ前プロに丁度いいぐらいの選曲が並んでいます (tanukawa) 投稿日:2010/03/07

タルティーニ/コレッリ/ヴィターリ/ヴェラチーニ:ヴァイオリン・リサイタル(グリュミオー)(1957)

LP盤でお会いしたグルミオー氏 に半世紀ぶりに、またお会いできました。NAXOSのおかげです。潤んだ瞳 心にシミイリますねー。 (タケユキ) 投稿日:2010/03/06

F. ベンダ/J.J. ベンダ:ヴァイオリン協奏曲集 1

フランツ・ベンダのヴァイオリン協奏曲のご紹介です。ボヘミアの著名な音楽家一族のベンダは、バロックから古典派への移行期を代表する作曲家の一人。フルートの名手クヴァンツの紹介でフリードリヒ王子の礼拝堂のヴァイオリン奏者に。クヴァンツらの没後は楽長に任命され、フリードリヒ2世の音楽面での指南役になり1786/3/7ポツダムで77才の生涯を閉じました。 (2 カルロス) 投稿日:2010/03/05