レーベル

Kairos

CD/ダウンロード販売

アルバム情報

カタログ番号

0012782KAI

資料

ジャンル

クラシック

カテゴリ

声楽曲, 交響曲／管弦楽曲, 協奏曲

作曲家

ホセ・M・サンチェス＝ベルドゥ José María Sánchez-Verdú

作詞家

十字架のヨハネ St. John of the Cross

アーティスト

ミゲル・アルト＝ベドヤ Miguel Harth-Bedoya , スイス・ロマンド管弦楽団 Swiss Romande Orchestra , ガブリエル・スオヴァネン Gabriel Suovanen , スペイン国立管弦楽団 Spanish National Orchestra , ローター・ツァグロセク Lothar Zagrosek , クラウディア・バラインスキー Claudia Barainsky , バンケット・ムジカーレ Banchetto Musicale , フランクフルト放送交響楽団 Frankfurt Radio Symphony Orchestra , マレク・ヤノフスキ Marek Janowski , ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー Junge Deutsche Philharmonic , ジョアン・エンリク・リュナ Joan Enric Lluna , ペーター・ルンデル Peter Rundel , パスカル・ロフェ Pascal Rophé

サンチェス＝ベルドゥ：アルクィブラ／バラとナイチンゲール／地平線称賛／アフマル＝アスワド（赤・黒）／喜びと罪の風景（バラインスキー／ツァグロセク）

SÁNCHEZ-VERDÚ, J.M.: Alqibla / La rosa y el ruiseñor / Elogio del horizonte / Ahmar-aswad / Paisajes del placer y de la culpa (Barainsky)

このアルバムのレビュー

レビュアー： shiori 投稿日：2009/12/25

どことなく、ブラガ＝サントス風の遠方からなにかがずんずん迫って来る感覚と、藁を踏みしめるようなリズム感が、音楽の基調を支配しています。アンダルシアの民族様式との関連はよく分かりませんが、68年生まれのサンチェス＝ベルドゥは、ぬめっと金属を滑り落ちて線的な旋律が乗り移ってくような、あるいは、よくある、くしゃくしゃ紙を縮めるような音の、暗い台所のなかの家具の遊戯のような音楽性がありますが、ぬめりと繋がって、閉じるボタンをなかなか押させない、職人的な楽しませる音楽です。サンチェス＝ベルドゥはロベルト・ジェラールの清楚さも受け継ぎ、これから21世紀のスペイン音楽の偶像やランドマークになるような、芸風も幅広く手際よく最適な音楽空間を構成する職人的な飽きさせなさを持っています。一押しの作曲家ですね。

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