ホーム > アルバム > 555487-2 エネスク:ヴァイオリン協奏曲/幻想曲(ヴィトマン/ボラック/ハノーファー北ドイツ放送フィル/ルジツカ)

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レーベル

アルバム情報

カタログ番号
555487-2
資料
ジャンル
クラシック
カテゴリ
交響曲/管弦楽曲, 協奏曲
作曲家
ジョルジェ・エネスク George Enescu
アーティスト
カロリン・ヴィトマン Carolin Widmann , ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 NDR Radiophilharmonie , ルイザ・ボラック Luiza Borac , ペーター・ルジツカ Peter Ruzicka

エネスク:ヴァイオリン協奏曲/幻想曲(ヴィトマン/ボラック/ハノーファー北ドイツ放送フィル/ルジツカ)

ENESCU, G.: Violin Concerto / Phantasy (Widmann, Borac, NDR Radiophilharmonie, Ruzicka)

このページのURL
https://ml.naxos.jp/album/555487-2

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ジョルジェ・エネスク - George Enescu (1881-1955)

**:**
ヴァイオリン協奏曲 イ短調

Violin Concerto in A Minor

録音: 25-28 May 2021, Grosser Sendesaal im Landesfunkhaus Hannover, Germany
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9297274
**:**
»  I. Allegro moderato
1.

-

**:**
»  II. Andante
2.

-

 
**:**
幻想曲
3.

Phantasy

録音: 25-28 May 2021, Grosser Sendesaal im Landesfunkhaus Hannover, Germany
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9297275
 

このアルバムのレビュー

レビュアー: アルバム紹介(公式) 投稿日:2021/12/01
20世紀ルーマニアの作曲家ジョルジェ・エネスク。幼い頃より楽才を発揮、10代の頃からヴァイオリニスト、指揮者として演奏活動を行う他、7歳で入学したウィーン音楽院ではヨーゼフ・ヘルメスベルガー、ロベルト・フックスらに師事した後、パリ音楽院でも作曲をマスネとフォーレに師事するなど、和声、対位法、古楽などを幅広く学び、作曲家としても早くから認められていました。交響曲や室内楽曲など多くの作品を書きましたが、ヴァイオリン協奏曲は未完のものが残されているのみ。とはいえ、2つの楽章で600小節に及ぶ草稿は、それだけでも驚愕に値する仕上がりを誇っています。ブラームスやベートーヴェンを思わせるオーケストラの長い提示部(90小節)で始まる第1楽章は、3つのテーマが用いられており、どれも一度聴いただけで耳に残るほどの鮮烈な印象です。第2楽章も夢見るような美しい主題が用いられています。ソリストのカロリン・ヴィトマンの見事な演奏も聴きどころ。ピアノとオーケストラのための幻想曲も、ブラームス風の重々しさとリストの超絶技巧を併せ持つ作品。カデンツァ部分が欠如しているので、こちらは協奏曲の楽章として想定されたのではなく独立した作品と推定されています。2曲とも出版されておりませんが、指揮者ルジツカを中心とした人々がに散逸した資料を集め、作品の演奏にこぎつけました。エネスクの未知の作品をお楽しみください。

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