ホーム > アルバム > 8.557971 山田耕筰:長唄交響曲「鶴亀」/交響曲「明治頌歌」/舞踊交響曲「マグダラのマリア」(東京都交響楽団/湯浅卓雄)

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レーベル

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アルバム情報

カタログ番号
8.557971
CD発売時期
2007年8月
資料
ジャンル
クラシック
カテゴリ
交響曲/管弦楽曲
作曲家
山田耕筰 Kōsaku Yamada
アーティスト
東音味見亨 Toru Ajimi , 三味線合奏団 Shamisen Ensemble , 東京都交響楽団 Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra , 長唄合奏団 Nagauta Ensemble , 囃子合奏団 Hayashi Ensemble , 溝入由美子 Yumiko Mizoiri , 宮田哲男 Tetsuo Miyata , 湯浅卓雄 Takuo Yuasa

山田耕筰:長唄交響曲「鶴亀」/交響曲「明治頌歌」/舞踊交響曲「マグダラのマリア」(東京都交響楽団/湯浅卓雄)

YAMADA, K.: Nagauta Symphony / Meiji Symphony / Maria Magdalena

このページのURL
https://ml.naxos.jp/album/8.557971

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山田耕筰 - Kōsaku Yamada (1886-1965)

**:**
長唄交響曲「鶴亀」
1.

Nagauta Symphony, "Tsurukame"

録音: 17 October 2005, Kodaira Citizens Cultural Hall, Tokyo
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/142705
 
**:**
交響曲「明治頌歌」
2.

Symphony "Inno Meiji"

録音: 17 October 2005, Kodaira Citizens Cultural Hall, Tokyo
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/142721
 
**:**
舞踊交響曲「マグダラのマリア」
3.

Choreographic Symphony, "Maria Magdalena"

録音: 17 October 2005, Kodaira Citizens Cultural Hall, Tokyo
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/142722
 

このアルバムのレビュー

レビュアー: miwaosa 投稿日:2011/07/02
佐渡裕のベルリン・フィルへの客演が脚光を浴びました。樫本大進のコンマス就任も含め、あのベルリン・フィルがとてつもなく身近に感じられることは喜びに堪えません。第二次世界大戦の開戦前、フルトヴェングラーが首席指揮者を務めた時代に、既に客演していたのが作曲家・山田耕筰でした。演奏したのがこの『交響曲「明治頌歌」』。敢えて「交響曲」と名付けながら、重厚長大な後期ロマン派とは一線を画した簡潔さや、邦楽との融合を図ったことなど、現在の我々から視ても大変アバンギャルドなものです。しかも、とっても聴いて楽しい ! 『からたちの花』『この道』『赤とんぼ』といった歌曲で知られる作曲家が、どれほど進取の気風を持った才人であったか、今こそ再発見されるべき時ではないでしょうか。
レビュアー: アルバム紹介(公式) 投稿日:2010/03/01
長唄交響曲「鶴亀」は、今や西洋古典音楽が巷に溢れかえる現代を生きる私たちに、どんな感情を抱かせるでしょう。驚愕か、新鮮か、懐古か。当作品は19世紀半ばの長唄をそのまま演奏し、そこに管弦楽を付したもの。「明治頌歌」は、鎖国時代に始まり黒船来襲・文明開化・明治天皇崩御などを描きながら、やはり西洋音楽の受容がテーマと考えられる交響曲、また「マグダラのマリア」は、今さらながら作曲者の輝かしい才能に恐れ入る、堂々たる管弦楽曲で、いずれも欧米諸国でも演奏されました。この記念碑的なアルバムにより、私たちは日本の作曲界における偉大な先駆者の苦闘を再認識し、感謝の念を新たにするのです。

【ご案内】ナクソス・ジャパンの公式Youtubeチャンネルでは、音楽ライターでラジオパーソナリティの小室敬幸氏によるトークライブ「ほんとうはもっとすごい山田耕筰を語る」のアーカイブ映像を配信中です。本アルバムの収録曲についても存分に紹介されておりますので、ぜひご鑑賞の参考にご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=GQLSRJRcWnY
レビュアー: 一燈照隅 投稿日:2015/03/18
2015年は山田耕筰の没後50年です。日本人作曲家のメモリアルイヤーは軽視されますが、「赤とんぼ」など普通のまともな日本人は知っていると思われる作曲家の管弦楽作品を楽しめるアルバムです。山田耕作が活躍していた時代に日本にやってきたプロコフィエフやブリテンといった作曲家が、長唄といった日本の音楽に触れて彼らのインスピレーションに影響を与えたのは明白です。それを考えると山田耕作の作品が当時の音楽の世界に与えた影響は、我々が思っている以上の大きさがあったのかもしれません。特に、長唄交響曲「鶴亀」は21世紀に生きる日本の現代作曲家が目指すべきアプローチのひとつを、もう既にやっていたという驚きをもって聴いています。録音場所も、自宅からそう遠くない地方のホールで行われたということも踏まえて、感慨深いアルバムのひとつです。

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