ホーム > アルバム > 8.570337 松村禎三:交響曲第1番、第2番/ゲッセマネの夜に(神谷郁代/アイルランド国立響/湯浅卓雄)

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レーベル

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アルバム情報

カタログ番号
8.570337
資料
ジャンル
クラシック
カテゴリ
交響曲/管弦楽曲
作曲家
松村禎三 Teizo Matsumura , 松村禎三 Teizo Matsumura
アーティスト
アイルランド国立交響楽団 Ireland RTÉ National Symphony Orchestra , 神谷郁代 Ikuyo Kamiya , 湯浅卓雄 Takuo Yuasa

松村禎三:交響曲第1番、第2番/ゲッセマネの夜に(神谷郁代/アイルランド国立響/湯浅卓雄)

MATSUMURA, T.: Symphonies Nos. 1 and 2 / To the Night of Gethsemane (Ireland RTE National Symphony, Takuo Yuasa)

このページのURL
https://ml.naxos.jp/album/8.570337

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松村禎三 - Teizo Matsumura (1929-2007)

**:**
交響曲第1番

Symphony No. 1

録音: 18-19 September 2006, National Concert Hall, Dublin, Ireland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/182066
**:**
»  I. Andante - Lento - Allegro - Lento
1.

-

**:**
»  II. Adagio
2.

-

**:**
»  III. Allegro - Lento - Allegro Doppio Movimento
3.

-

 
**:**
交響曲第2番

Symphony No. 2

録音: 18-19 September 2006, National Concert Hall, Dublin, Ireland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/182070
**:**
»  I. half note = 50
4.

-

**:**
»  II. quarter note = 46
5.

-

**:**
»  III. half note = 50
6.

-

 
**:**
ゲッセマネの夜に
7.

To the Night of Gethsemane

録音: 18-19 September 2006, National Concert Hall, Dublin, Ireland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/182067
 

このアルバムのレビュー

レビュアー: yasu 投稿日:2010/11/01
待望の日本作曲家選輯、3年の沈黙を破って新譜登場!NMLで先行配信!戦後の日本作曲界でも独自な頂点を極めた作曲家、松村禎三。本来なら輝かしい青年時代を過ごすはずであった20歳代の始めに、結核のため5年半もの療養生活を送ったことが、彼の作風に大きな影響を及ぼしているという。身動きのできないベッドの上で、一つのものを徹底的に見つめるという「作業」は音楽だけでなく、言葉を自在に操ることにもつながり、後の彼は作曲家としてだけでなく、俳句の世界にも大きな足跡を残すこととなる。
レビュアー: まー君 投稿日:2010/11/01
素晴らしい・・・この日をどれだけ待ったことか!!Naxosありがとう!!三年前に大澤の2番のCDを入手した後、これに続くのが松村禎三の交響曲全集+ゲッセマネ、ヤマカズ先生の管弦楽作品集という事を重大情報が伝えられて以来、毎月新譜をチェックし続け…(泣)もう交響曲第1番の序奏部をスコアを手に聴いたら、まさに圧倒されて脱力。録音の音場が広く鮮明な上にオケが上手い!そして普通に演奏しても濁ってグチャグチャになりそうな(冒頭から多数連符の嵐で譜面は真っ黒)この難曲を海外オケ相手に見通しのよい構成力で破綻なくまとめ上げる湯浅氏も凄い…余裕で吼えまくる金管、煌びやかな木管、うねる力強い弦、強靭な打楽器群、全てが聴こえてくる。今まで若杉盤、岩城盤の2種の秀演を愛聴してきたが、これは本作品の全貌を高いレベルの演奏で伝える決定的名盤になりえると思う。そして世界初録音(これは間違いないはず)の2番!1984年のチェロ協奏曲から作風が調的になったという見方(吉松隆氏を始め)が多いが、まさに後期の松村のキリスト教も仏教も包含するような懐の広い調性感と前期の作品群を貫いていた骨太の構成力が丁度良い所で合致し、単一楽章で30分かかるピアノ協奏曲第1番並みの圧倒的な音の大伽藍を僅か3分の終楽章で無理なく築き上げる巧みな設計がなされていると思う(それを介助する為のピアノ独奏なのかもしれない)うーん名曲だ。何度でも聴きたい!2番には調的だが(良い意味で)微温的でない豊饒な音世界が広がっている。(それに1番-2番-ゲッセナマネの配置もnice!)このディスクを通じて僕の中で松村の「交響曲」は晴れて「第1番」となり、「第2番」と共に作曲家松村禎三の大作群を代表する双璧となった。一般発売が待ち遠しい限りだ。
レビュアー: アルバム紹介(公式) 投稿日:2010/11/01
日本人作曲家の中でも、独自の足跡を残した松村禎三の3つの作品。アジア的なものを表現しようと努めた「交響曲第1番」で、総譜に記された音は、蝗の群れのように湧き上がり、巨大な渦となり聴き手を圧倒する。そして、35 年以上経て書かれた「交響曲第2番」は、彼自身のモノローグであり、全ての人類へ捧げる憂いと希望の光である。響きはより調性に回帰し、ピアノと管弦楽は対話を重ねながら、最後のクライマックスへと突き進む。そして、「ゲッセマネの夜に」では、松村の思いは、キリストの眼差しを借りながら、人々の苦悩をまっすぐに指し示す。偉大な作曲家であり、また表現者であった松村禎三の音楽に、対峙する時来たる。

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