ホーム > アルバム > 900220 ベルリオーズ:幻想交響曲(バイエルン放送響/C. デイヴィス)

※「選択曲を試聴」をクリックすると、各トラックの冒頭30秒のみ再生できます。

最大15分間、何度でも再生可能です。
NMLに収録されている全タイトルを時間制限なく楽しむためには、こちらから会員登録をしてください。

レーベル

アルバム情報

カタログ番号
900220
資料
ジャンル
クラシック
カテゴリ
交響曲/管弦楽曲
作曲家
エクトル・ベルリオーズ Hector Berlioz
アーティスト
コリン・デイヴィス Colin Davis , バイエルン放送交響楽団 Bavarian Radio Symphony Orchestra

ベルリオーズ:幻想交響曲(バイエルン放送響/C. デイヴィス)

BERLIOZ, H.: Symphonie fantastique (Bavarian Radio Symphony, Colin Davis)

このページのURL
https://ml.naxos.jp/album/900220

全トラック選択/解除

エクトル・ベルリオーズ - Hector Berlioz (1803-1869)

**:**
幻想交響曲 Op. 14

Symphonie fantastique, Op. 14

録音: 15-16 January 1987, Philharmonie im Gasteig, München, Germany
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/10494980
**:**
»  I. Rêveries: Largo - Passions: Allegro agitato e appassionato assai
1.

-

**:**
»  II. Un Bal (Valse): Allegro non troppo
2.

-

**:**
»  III. Scène aux Champs: Adagio
3.

-

**:**
»  IV. Marche au Supplice: Allegretto non troppo
4.

-

**:**
»  V. Songe d'une Nuit du Sabbat: Larghetto - Allegro
5.

-

 

このアルバムのレビュー

レビュアー: アルバム紹介(公式) 投稿日:2024/01/01
バイエルン放送交響楽団75周年記念。コリン・デイヴィス十八番の「幻想交響曲」にライヴならではのドラマティックな演奏が登場。2024年に創立75周年を迎えたバイエルン放送交響楽団(BRSO)のアーカイヴから、第3代首席指揮者コリン・デイヴィスが得意とした「幻想交響曲」の初出音源が登場。すでに4種の録音があるデイヴィスの同曲ですが、他の録音とは一味違う演奏が展開されています。デイヴィスの「幻想交響曲」にはロンドン響(1963年)、コンセルトヘボウ管(1974年)、ウィーン・フィル(1990年)、ロンドン響再録音(2000年)があり、特にコンセルトヘボウ盤はフィリップス・レーベル黄金期の名録音として同曲のベスト盤にしばしば挙げられてきました。感心するのは、この4種の録音を通じて演奏時間がほぼ同じであること。最短のコンセルトヘボウ盤(55:14)と最長のロンドン響再録音盤(56:44)との間の違いが1分半しかなく、各楽章の演奏時間にも大きなブレがありません。デイヴィスの解釈がいかに完成されたものであったかを物語ります。そこに現れた当BRSO盤は拍手を除いて58:37と最長。特に第3楽章は他の演奏がいずれも17分台前半なのに対して当盤は19分近くをかけており、荒涼とした心象風景を思わせる息詰まるような演奏になっています。フィナーレは落ち着いた歩みで始まりますが、半ばを過ぎたところからじわじわとテンポアップし、最終的にはコンセルトヘボウ盤とともに10分を切るタイムで終わります(拍手除く)。全体を通して緊張感の高い演奏が続いた後だけに、聴衆が最後に味わったカタルシスは半端なかったようで、最後の音が鳴り終えるや大歓声が沸き起こっています。1983年から92年まで首席指揮者を務めながらBRSOとの「幻想交響曲」の録音が無かったので、彼のファンにとっては貴重な掘り出し物となるでしょう。尚第2楽章はデイヴィスの常でコルネットを使用しています。

このアルバムのレビューを書く

有料個人会員としてログインすると、レビューを投稿できるようになります。