ホーム > アルバム > A536 恋の詩~後期のマドリガーレとカンツォネッタ(ヴォーチェス・スアーヴェス)

※「選択曲を試聴」をクリックすると、各トラックの冒頭30秒のみ再生できます。

最大15分間、何度でも再生可能です。
NMLに収録されている全タイトルを時間制限なく楽しむためには、こちらから会員登録をしてください。

レーベル

アルバム情報

カタログ番号
A536
資料
ジャンル
クラシック
カテゴリ
声楽アンサンブル, 器楽曲, 声楽曲
作曲家
ジャキェス・デ・ヴェルト Giaches de Wert , ヴィンチェンツォ・ガリレイ Vincenzo Galilei
作詞家
不詳 Anonymous , ペトラルカ Petrarch,
アーティスト
ミリアム・ヴェルンリ Mirjam Wernli , ヴォーチェス・スアーヴェス Voces Suaves , オリ・ハーメリン Ori Harmelin , クリスティーナ・ボナー Christina Boner

恋の詩~後期のマドリガーレとカンツォネッタ(ヴォーチェス・スアーヴェス)

WERT, G. de: Versi d'Amore (Late Madrigals and Canzonette) (Voces Suaves)

このページのURL
https://ml.naxos.jp/album/A536

全トラック選択/解除

ジャキェス・デ・ヴェルト - Giaches de Wert (1535-1596)

**:**
心に安らぎが欲しくなって(T.H. ジョンセンによる声楽アンサンブル編)

Il primo libro delle canzonette villanelle: De que sirve otos morenos (arr. T.H. Johnsen for vocal ensemble)

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738672
**:**
»  Il primo libro delle canzonette villanelle: Voglia mi vien per dare al cor ristoro (arr. T.H. Johnsen for vocal ensemble)
1.

-

 
**:**
ある日、わたしはスミレを摘みに
2.

Il primo libro delle canzonette villanelle: Un jour ie me alloys

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738700
 
**:**
囀る美しき小鳥よ、さあ
3.

Vago augellino

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738701
 
**:**
黒い瞳よ、何のために(T.H. ジョンセンによる声楽アンサンブル編)
4.

Il primo libro delle canzonette villanelle: De que sirve otos morenos (arr. T.H. Johnsen for vocal ensemble)

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738702
 
**:**
祝福に満ちた我が運名よ
5.

Mia benigna fortuna

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738703
 
**:**
やりたい奴は言え
6.

Il primo libro delle canzonette villanelle: Dica chi vuol allegro

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738704

ヴィンチェンツォ・ガリレイ - Vincenzo Galilei (1525-1591)

**:**
リチェルカーレ
7.

Ricercare

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738705

ジャキェス・デ・ヴェルト - Giaches de Wert (1535-1596)

**:**
恋の神よ、わたしの生きざまを知っているからには
8.

Amor che sai in qual stat'io mi viva

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738706
 
**:**
恋の神がわたしを毒の矢で射た
9.

Il primo libro delle canzonette villanelle: M'ha punto amor

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738707
 
**:**
甘やかにさえずる夜啼鶯が
10.

Quel rossignol

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738708
 
**:**
何をしている、魂よ
11.

Che fai alma

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738709
 
**:**
安らがせてくれ、わが思考よ
12.

Datemi pace o duri miei pensieri

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738710
 
**:**
哀れね、わたしはどれほど時間をむだにしたのだろう
13.

Misera quanto tempo indarn' ho speso

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738711
 
**:**
きみが歌えば、わたしも歌う
14.

Tu canti e cant'anch'io

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738712
 
**:**
わたしを知らないというのか
15.

Non mi conosci tu, io ben conosco

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738713
 
**:**
わたしは去ろう、ああなんと残酷な運命
16.

Il primo libro delle canzonette villanelle: Mi parto hai sorte ria - Partisti hai dura sorte

録音: 2-6 July 2021, Landgasthof Riehen, Switzerland
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9738714
 

このアルバムのレビュー

レビュアー: アルバム紹介(公式) 投稿日:2022/07/01
【モンテヴェルディやマレンツィオの先駆者、北イタリアのフランドル楽派の奥深さを古楽シーン最前線から】早くからフェラーラのエステ家やパルマのファルネーゼ家といったイタリアの文化的名家に見出され、後年はマントヴァのゴンザーガ家に仕え若きモンテヴェルディの同僚になった後期フランドル楽派の重要人物、ジャケス・デ・ヴェルト。ミュンヘンのバイエルン選帝侯家に仕えたラッススとほぼ同世代ですが、その活躍の舞台は主として北イタリアで(一時は神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世にも仕えていました)、貴婦人たちと浮名を流し醜聞も呼びながら、即興演奏と多声音楽作曲に長けた音楽家として時代に名を刻みました。マドリガーレは彼が大きな貢献を果たした曲種の一つで、年長の大家チプリアーノ・デ・ローレと後輩のモンテヴェルディやマレンツィオの間にあって、詩句の繊細な表現を音にして精巧な多声の綾へと織り込んでゆく技芸は多くの同業者たちにも刺激を与えました。タッソやグヮリーニといった詩人たちとの知遇を通じて育まれた明敏な感性は、後に14世紀の詩人ペトラルカの美しい詩を音楽化するにあたっての新しい視点にも繋がります。そうしたジャケス・デ・ヴェルト後年の充実作を重点的に集め、時にリコーダーやヴィオラ・ダ・ガンバ、撥弦楽器などを交えた自在な編成でこの作曲家の真髄に迫るのは、古楽研鑚の一大拠点バーゼルで学んだ俊才たちによるヴォーチェス・スアーヴェス。一本筋の通った多声音楽再現への情熱が、意外にも少ないこの作曲家単体でのアルバムを瑞々しくも確かな解釈で満たしています。イタリア後期ルネサンスの宮廷音楽に通じた音楽学の大御所イアン・フェンロンによるライナーノート(英・仏・独語)も端的かつ充実した内容。

このアルバムのレビューを書く

有料個人会員としてログインすると、レビューを投稿できるようになります。