ホーム > アルバム > RIC447 菩提樹の下で~中世ドイツのミンネゼンガーの歌(アンサンブル・セラドン/ビュンドゲン)

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菩提樹の下で~中世ドイツのミンネゼンガーの歌(アンサンブル・セラドン/ビュンドゲン)

UNDER DER LINDEN - Gesänge der Minnesänger (Ensemble Céladon, Bündgen)

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https://ml.naxos.jp/album/RIC447

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コンラート・フォン・ヴュルツブルク - Konrad von Wurzburg (1230-1287)

**:**
そこでわたしは弦を鳴らして
1.

Do ich mich übt der seiten klang

録音: April 2022, Lyon, chapelle du Lycée Saint-Louis-Saint-Bruno, France
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9664231

フラウエンロープ - Frauenlob (1260-1318)

**:**
象は強いものとして知られ
2.

Gar starc bekannt ist der helffant

録音: April 2022, Lyon, chapelle du Lycée Saint-Louis-Saint-Bruno, France
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9666339

Albrecht Lesch (-1393)

**:**
雲の向こうに続く道
3.

Zuch durch die wolken

録音: April 2022, Lyon, chapelle du Lycée Saint-Louis-Saint-Bruno, France
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9666340

Bruder Wernher (1225-1250)

**:**
わたしは一軒の家を建て
4.

Ich buwe eyn hus

録音: April 2022, Lyon, chapelle du Lycée Saint-Louis-Saint-Bruno, France
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9666341
**:**
冬という季節は、わたしにとって
5.

Der Winter waere mir ein zît

録音: April 2022, Lyon, chapelle du Lycée Saint-Louis-Saint-Bruno, France
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9666342
**:**
アヴィアヌスなる自由人の詩人が
6.

Avianuss der frey poet

録音: April 2022, Lyon, chapelle du Lycée Saint-Louis-Saint-Bruno, France
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9666343

Konrad Marner (1270-)

**:**
あなたは一匹の小さな蟻を引き合いに
7.

Ir schauwent an die cleyn ameyss

録音: April 2022, Lyon, chapelle du Lycée Saint-Louis-Saint-Bruno, France
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9666344

フラウエンロープ - Frauenlob (1260-1318)

**:**
聖ルカはまた別の章で
8.

Lucas vns melt im anderen capitel

録音: April 2022, Lyon, chapelle du Lycée Saint-Louis-Saint-Bruno, France
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9666345
**:**
ルドルフ王とは身元確かなる騎士の名よ
9.

Der kvninc Rodolp

録音: April 2022, Lyon, chapelle du Lycée Saint-Louis-Saint-Bruno, France
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9666346
**:**
かつて誰が讃えただろうか
10.

Nieman tzv vro sol prysen

録音: April 2022, Lyon, chapelle du Lycée Saint-Louis-Saint-Bruno, France
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9666347
**:**
荒れ野の菩提樹の下で
11.

Under der linden an der heide

録音: April 2022, Lyon, chapelle du Lycée Saint-Louis-Saint-Bruno, France
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9666348
 

このアルバムのレビュー

レビュアー: アルバム紹介(公式) 投稿日:2022/07/01
【最前線の古楽プレイヤーたちが真相に迫るドイツ音楽の源流 史実のタンホイザーはどんな音楽を奏でたか】かつてドイツ・ロマン主義の芸術家たちも憧れ、ワーグナーやレーヴェ、ブラームスら大作曲家たちも作品の題材をもとめたドイツの中世世界。《タンホイザー》や《ニュルンベルクのマイスタージンガー》にも歌合戦の場面が出てきますが、そこで聴けるのは19世紀ドイツの音楽ですし、民謡に根差したレーヴェのバラードなども多くはピアノ伴奏のロマン派音楽です。生の中世ドイツ人たちは、実際どのような音楽を耳にしていたのでしょう?中世~ルネサンスを専門領域に持ち、さまざまなアンサンブルで活躍を続ける古楽プレイヤーが集うアンサンブル・セラドンは、徹底した史料研究と豊富な演奏経験に裏付けられた抜群の解釈で、数百年前のドイツに花咲いたミンネザング(宮廷恋愛歌)の生々しい素顔を鮮やかに現代に甦らせます。ウェールズの民俗弦楽器クルースや中世リュート、オルガネットなど異界感抜群の響きを奏でる器楽をバックに、名歌手ビュンドゲンの艶やかな高音歌唱は中世写本を彩る色彩豊かな細密画を思わせる美しさ。人文主義の萌芽を感じさせる古代テーマの詩句もあれば、動物寓意物語に取材した独特な自然観が垣間見える歌もあり、聴き深めるほどにドイツ文化のルーツの深さにも唸らざるを得ません。ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデやタンホイザーなど、後世の中世テーマ創作に登場する詩人歌手たちの真相にも迫れる1枚です。

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