ホーム > アルバム > SSM1011 マーラー:交響曲第10番(クック版)(シアトル響/ダウスゴー)

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レーベル

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アルバム情報

カタログ番号
SSM1011
資料
ジャンル
クラシック
カテゴリ
交響曲/管弦楽曲
作曲家
グスタフ・マーラー Gustav Mahler
編曲者
デリック・クック Deryck Cooke
アーティスト
シアトル交響楽団 Seattle Symphony Orchestra , トマス・ダウスゴー Thomas Dausgaard

マーラー:交響曲第10番(クック版)(シアトル響/ダウスゴー)

MAHLER, G.: Symphony No. 10 (performing version by D. Cooke) (Seattle Symphony, Dausgaard)

このページのURL
https://ml.naxos.jp/album/SSM1011

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グスタフ・マーラー - Gustav Mahler (1860-1911)

**:**
交響曲第10番 嬰ヘ短調(クック版, 1976年)

Symphony No. 10 in F-Sharp Major (Cooke, 1976 version)

録音: 19, 21 & 22 November 2015, S. Mark Taper Foundation Auditorium, Benaroya Hall, Seattle, Washington, United States
この作品のURL
https://ml.naxos.jp/work/9655129
**:**
»  I. Adagio
1.

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»  II. Scherzo: Schnelle Vierteln
2.

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»  III. Purgatorio: Allegretto moderato
3.

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»  IV. Scherzo: Allegro pesante - Nicht zu schnell
4.

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»  V. Finale
5.

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このアルバムのレビュー

レビュアー: アルバム紹介(公式) 投稿日:2016/07/01
1911年にマーラー(1860-1911)がこの世を去った時、遺された「第10交響曲」のスコアは断片的なもので、ほぼ完成していた第1楽章を除くと、他はどれも大まかなスケッチの状態でした。未亡人となったアルマは、この曲を完成させるべく何人かの作曲家たちに作品の補筆を依頼し、様々な版が成立します。その中でもとりわけ広く知られているのが、イギリスの音楽学者デリック・クック(1919-1976)による補筆版であり、1960年に初演された"第1稿"(マーラーの生誕100年を祝してBBCのラジオで放送された)は完全な形でなかったことと、事前にアルマの承諾を得ていなかったこともあり、一旦はアルマによって出版、上演が禁止されてしまいます。しかし、その3年後に、亡くなる前のアルマが態度を軟化させたため、1964年に第2稿の上演が可能となりました。そして1972年にその改定稿である「第3稿」が初演され、1976年にはスコアも出版、ウィン・モリスが指揮したレコードの評判も伴って、この「クック版」の存在が多くの人に知れ渡ることになるのです。このクック版第3稿を用いたシアトル響の首席客演指揮者ダウスゴーによる演奏は、スタイリッシュで洗練されたものであり、ダウスゴー自身が執筆したブックレット(英語)に、マーラーの自筆譜に添えられたアルマへの言葉についての考察も詳細に記された通り、「マーラーのアルマへの思い」を汲みあげた愛情豊かな演奏としても評価されるでしょう。

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