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ホーム > 東京二期会オペラ劇場 公演楽曲試聴コーナー > ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲オペラ「イドメネオ」
会場:新国立劇場・オペラ劇場 日付:2014年9月12日(金)、13日(土)、14日(日)、15日(月・祝) 料金:S席18,000、A席14,000、B席10,000、C席8,000、D席5,000、学生2,000 詳細はこちら(二期会サイト)
指揮:準・メルクル 管弦楽:東京交響楽団 合唱:二期会合唱団 イドメネオ:与儀巧(12日、14日)、又吉秀樹(13日15日) イダマンテ:山下牧子(12日、14日)、小林由佳(13日15日) イリア:新垣有希子(12日、14日)、経塚果林(13日15日) エレットラ:大隅智佳子(12日、14日)、田崎尚美(13日15日) アルバーチェ:大川信之(12日、14日)、北嶋信也(13日15日) 大祭司:羽山晃生(12日、14日)、新津耕平(13日15日)
試聴音源の演奏家: リチャード・クロフト (テノール) ベルナルダ・フィンク (メゾ・ソプラノ) イム・スンヘ (ソプラノ) アレクサンドリナ・ペンダチャンスカ (ソプラノ) ケネス・ターヴァー (テノール) ニコラ・リヴァンク (バリトン) ルカ・ティットート (バス) RIAS室内合唱団 (合唱) フライブルク・バロック・オーケストラ (オーケストラ) ルネ・ヤーコプス (指揮)
聴きどころ:トロイア王女のイリアの嘆きのアリア。戦争で祖国と父兄を喪った悲しみとクレタ王子イダマンテに対する思慕との間の葛藤を歌います。ここではまだギリシアへの敵意を抱いていたイリアですが、第2幕では意を固め、イドメネオを父として慕う気持ちを歌い、第3幕では、伝えることのできないイダマンテへの想いをそよ風や木々に託します。どちらもイリアの優しさと不安が交錯する絶妙の音楽です。
聴きどころ:王子イダマンテのイリアに対する求愛のアリア。率直な王子はイリアに本心を受けれてもらえない苛立ちを隠せません。その後、イダマンテは浜辺で父イドメネオを助けるも冷たくあしらわれます。もちろんこの父の冷遇には理由があったのですが、イダマンテは訳も分からずただ嘆くばかり。このときの嘆きのアリアも、王子の率直な性格がみごとに表現されています。
聴きどころ:エレットラの嫉妬のアリア。彼女はトロイア戦争におけるギリシア全軍の将軍アガメムノーンの娘。思いを寄せているイダマンテの心を、敵国トロイアの王女イリアに奪われ、怒りを爆発させます。エレットラは終幕の狂乱のアリアも聴きどころ。このオペラで最もドラマティックな曲といえるでしょう。また第2幕ではイダマンテと結ばれそうになって、可愛らしい喜びのアリアも歌います。エレットラの喜怒哀楽は、このオペラを彩り豊かなものにしているといえます。
聴きどころ:荒れ狂う海に飲まれた人々の、恐れの合唱。エレットラの怒りの後奏から続き、うねる波が押し寄せてくる様が描かれています。合唱が多様に活躍するのも『イドメネオ』の魅力のひとつです。
聴きどころ:イドメネオの苦しみのアリア。嵐の後、海の神ネプチューンに命を救われ、茫然としている王は、やがて戦争のトラウマにとらわれるように亡霊の幻想に怯えます。第2幕では、王宮に戻ったイドメネオが、王の威厳の背後に、恐怖を抱えてしまっている心情を独白します。イドメネオは最後の最後まで苦しみつづける存在です。そして、最後にようやく「幸せだ!」というのですが…
聴きどころ:エレットラ、イダマンテ、イドメネオの別れの三重唱。イリアとの別れをひそかに惜しむイダマンテ、王の威厳を装いつつ息子の身を案じるイドメネオ、イダマンテと一緒に旅立てることを喜ぶエレットラ。三者三様の思いが重ねられています。
聴きどころ:イリア、イダマンテの愛の二重唱。イリアがついに重い口を開き、二人の愛が確かめられます。二人は声を合わせ、喜びと幸福に満ちた歌を歌います。この曲に入る前のふたりのレチタティーヴォは、互いに少しずつ想いをひらいていくさまが描かれていて、このオペラの中でもっとも美しく感動的な場面と言っても過言ではありません。
聴きどころ:イリア、エレットラ、イダマンテ、イドメネオの四重唱。人々を襲う怪物との闘いを決意するイダマンテ、それに従おうとするイリア、その陰で燃え盛る嫉妬に苦しむエレットラ、そして辛苦の運命にもだえるイドメネオ。この曲はオペラ・セリア史上最高の四重唱と言われています。
聴きどころ:「イドメネオ」の全曲盤です。ナクソスミュージックライブラリー会員の方は、途切れることなく、3時間を一気に試聴ができます。この中からお気に入りの曲を選んでご試聴頂き、公演との演奏の違いを比べてみるのも一つの楽しみです。